Pythonista 3の基本操作 - iPad OS, iOSでの快適な開発環境

Python プログラミング Python

iPad Proを購入したのでiPad OS、iOS上で、Pythonのコーディングをしたく、「Pythonista 3」をApp Storeで購入したので簡単な使い方と使用感をまとめます。

Pythonista 3 とは

Pythonista 3はiPad OS、iOS上でPythonのプログラミングを行えるIDE(統合開発環境)になります。

Pythonista 3を使えば、充実したコーディング補助機能の恩恵を受けながら場所を選ばすにプログラミングができます。

Pythonista 3は有料となり価格としては1220円と高い方ですが、それだけの価値はあり、iPad OS、iOS上での開発環境では、現時点においてPythonista 3が最良のものと言えます。

スプリットビューにも対応しているので、ドキュメントを一緒に開きながら作業するなど、生産性も上げることができます。

ただし、英語版になるので英語が得意で無い方は慣れるまで少し大変かもしれません。

さらにPythonista 3の使い方について詳しく知りたい場合は、英語版になりますがドキュメントがあるので参考にしてください。Pythonista 3からもドキュメントは開くことができますが、翻訳ソフトで日本語に翻訳したい方は以下のサイトから確認してください。

https://omz-software.com/pythonista/docs/

 

Pythonista 3 でできること

Pythonista 3でできることはいろいろありますが、ここでは基本的な操作方法と合わせて以下について記載します。

・Python2系、3系のどちらも対応している。

・標準でPythonコンソールが付いている。

・強力なデバッガが付いている。

・標準ライブラリ、パッケージ、サードパーティのモジュールが標準でついている。
(requests, bs4, feedperser, bottie ...)

・pipモジュールも使えるので PyPIから好きなライブラリを後からダウンロードすることも出来る。

 

Python2系、3系のどちらにも対応

Pythonはバージョン2系と3系が現在でも使われており、Pythonista 3では、2系と3系の両方をサポートしており、簡単に切り替えることができます。

以下に、切り替える方法を記載します。

 1. 初期設定からデフォルトのインタプリタを設定

 2. 実行ボタン(▶︎)を長押しし、使用するインタプリタを実行直前に指定

 3. スクリプトのシェバング行で指定「#!python2」「#!python3」

 4. 対話型コンソールで、「2.7」または「3.5」ボタンを押して指定

 

初期設定からデフォルトのインタプリタを設定

Pythonista 3 の画面説明01

 

実行ボタン(▶︎)を長押しし、使用するインタプリタを実行直前

Pythonista 3 の画面説明02

 

スクリプトのシェバング行で指定「#!python2」「#!python3」

Pythonista 3 の画面説明03

 

対話型コンソールで、「2.7」または「3.5」ボタンを押して指定

Pythonista 3 の画面説明04

 

Pythonコンソール

PCからターミナル上でpythonやpyを入力するとインタプリタが起動し、簡単なコードを試すことができるのですが、pythonista 3でも同じことができます。

デフォルトの画面またはエディタから左へスワイプすることでコンソールの画面に切り替わります。

Pythonista 3 の画面説明05

 

強力なデバッガ

Pythonista 3のデバッガは「Powerful Debugger」になります。

キー入力等でエラーが発生した場合に、どの部分でエラーが発生したかをコードビューで見ることができます。

さらにそこまでに実行したコードの流れ、「青い目玉」を押すことで、何がきっかけでどこのUIを押したらエラーが発生したかも確認できます。

「トレースバック」ボタンを押すと、コンソール上にエラーのトレースバックが表示されるので大変便利なデバッグツールになっています。

ブレークポイントも簡単に設定することができます。

エディタ上のブレイクポイントを貼りたい行を長押しすることで、ブレイクポイントを貼るかを聞かれます。

Pythonista 3 の画面説明06

Pythonista 3 の画面説明07

 

充実したモジュールの利用

Pythonの標準モジュールから、利用度の多い、人気なモジュールが最初から利用できるようになっています。

WordPressをいじることが出来る標準モジュールの「xmlrpclib」を使うことで、記事をPythonista 3からアップロードする事も可能です。

以下より利用できるモジュールを確認することができます。

 

Pythonista 3 の画面説明08

Pythonista 3 の画面説明09

 

pipモジュールでのライブラリのダウンロード

pipモジュールも使えるので PyPIから好きな外部ライブラリを後からダウンロードすることも出来ます。

pipを使えるようにするためには、Stashを入れる必要があります。

ただし、Cやその他の言語に依存するパッケージはインストールすることができない点に注意してください。

Stashのインストール方法については以下の記事をさんこうにしてください。

Pythonista3にStaShをインストールしてpipを使えるようにする
ここではPythonista3でpipを使ってサードパーティ(外部)からライブラリをインストールするために必要なStaShをインストールしていきます。

 

Pythonista 3起動

インストールしたPythonista 3を起動すると初めに「Pythonista」と「Welcome.md」が立ち上がり、「Welcome.md」が表示されるので一読して閉じます。

その後、表示される画面がPythonistaの初期画面になります。

Pythonista 3 の画面説明10

Pythonista 3 の画面説明11

 

コンソールからインタプリタを試す

画面を左へスワイプすることでコンソールが表示されます。

下にコードを入力できるようになっています。

以前までは、入力内容が隠れてしまい使いづらかったのですが、今は隠れないのでストレス無しに入力できます。

一番改善して欲しかった問題が解消しました!!( ^∀^)

 

スクリプトの作成と実行

簡単なスクリプトを作成して実行までを説明します。

流れとしては、フォルダの用意、スクリプトファイルの用意、コーディング、実行です。

 

フォルダを新規で追加

テスト用として、「TestScript」フォルダを新規で追加していきます。

1. 左上のメニューよりメニューバーを表示し、保存先を選択。

今回はiPadに保存するので、「This iPad」を選択しました。

iCloudやOneDriveへの保存もできます。

Pythonista 3 の画面説明15

 

2. 左下のプラスを選択。

Pythonista 3 の画面説明16

 

3. New Folderを選択。

Pythonista 3 の画面説明17

 

4. 任意のフォルダー名を入力して、Createを選択。

Pythonista 3 の画面説明18

 

5. フォルダーが作成できたことを確認。

Pythonista 3 の画面説明19

デフォルトの画面からも同じようにフォルダの作成が可能です。

「NewFile」>「New Folder」>フォルダの作成する場所を選択して、任意のフォルダを作成。

 

スクリプトファイルを新規で作成

テスト用として、「hello.py」ファイルを新規で追加していきます。

以下の1から4まではフォルダ作成とほぼ同じで、No.3のEmpty Scriptを選択してスクリプトファイルをCreateします。

1. 左上のメニューよりメニューバーを表示し、保存先を選択。

2. 左下のプラスを選択。

3. Empty Scriptを選択。

4. 任意のスクリプトファイル名を入力して、Createを選択。

5. 作成したスクリプトファイルが開いた状態になります。

Pythonista 3 の画面説明20

デフォルトの画面からも同じようにスクリプトファイルの作成が可能です。

「NewFile」>「Empty Script」>スクリプトファイルを保存する場所を選択して任意のファイルを作成します。

 

コーディング

作成したスクリプトファイル(hello.py)をエディタで編集します。

Pythonista 3 の画面説明21

 

スクリプトの実行

作成したら、右上の実行ボタン(▶︎)で作成したスクリプトを実行できます。

Pythonista 3 の画面説明22

コンソール画面に切り替わり実行結果が出力されます。

右上のClearで実行結果を削除できます。

Pythonista 3 の画面説明23

画面を右にスワイプすることでスクリプトを記述したエディタ画面に戻ります。

 

スクリプトの削除

「This iPad」に先ほど作成されたスクリプトファイルがあるのでファイル名の上で左へスワイプすると、「Trash」と表示されるので選択することで削除することができます。

Pythonista 3 の画面説明24

作成したフォルダについても同じように削除できます。

Pythonista 3 の画面説明25

 

まとめ

見た感じもシンプルで操作がしやすく、必要に応じてモジュールをインストールできるのがよいですね。好きなところで実際にコーディングが出来き、これかPythonを勉強する方も、Pythonを使いこなしている人でも納得がいくIDEであると思われます。

 

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